「信頼性を欠く”CRP”」

 

CRPは海外で延々と神のように信じられている検査でその根拠は不明

西日本でも「一部」の”権力”を持つ学校がCRP絶対信奉を続けているが

CRPが”そこまで”信用される理由を問うと誰も答えられない。

(そういう検査だから・・・「みんながそう言うから」という程度)

「炎症物質がCRPだけではないこと」は「最先端の大学・医療機関」では10年以上前から知られている

CRPが信頼に欠くことはこのページで十分説明されている

日本の場合「事態が深刻(人口減少)」であり医師は慎重になってほしい。

 

 

「CRP(C Reactive Protein), ESR(血沈)」とは、

ごく一般的な検査で目にする、ごくごく一般的な検査項目の一つ「炎症反応」と呼ばれるもので、

皆様の手元にある「健康診断の結果」の項目に”必ず”ある。

医師は、健康診断でも「炎症反応(CRP, ESR)の数値をたよりに」炎症性疾患の有無を判断している。

(CRPやESRが上昇していれば、「炎症性疾患(感染症、癌、自己免疫疾患など)の可能性があります」と患者に告げる。CRPやESRが正常であれば「何も異常はありません」と言われる)

しかし、「炎症反応(CRP, ESR)が正常なまま(上昇しないまま)」、激しい炎症性疾患(感染症、癌、自己免疫疾患など)を起こしている例は数多い。

 

Co-Cure-Japan の別ページに述べているように、「CRP」は、ステロイドに影響されたり、症状の重度と関係なく上昇

してみたり、全く上昇しなかったり、愕くほど信頼に欠く。

いまだに医師達は「ウィルスには陽性化しないが、CRPは炎症に特化された信頼おける検査である」などと言い張る。

では、下記の現象をどう説明するのか?

 

1.「長期ステロイド」に「インフルエンザ罹患」という条件に対して、二度、CRPは陽性化した(上昇した)

(別医療機関、10年の年月を経ている)

つまり、「長期ステロイド」+「インフルエンザ」という条件に限り「偶然ではない」

(医学の世界は知らないが、物理の世界では「二度」は”偶然”とはカウント「しない」)

医師達は「ほらみろ。上昇したではないか」と大騒ぎになったようだが、

この、「上昇する」というのが”ますます”問題になる。


2.(ステロイド長期使用後の話であるが))
腹痛などで、何の意味だかわずかにCRPが上昇することもある。

CRPが普段全く上昇しなくて、それが上昇するのであるから余程の強い痛み・炎症か?と問われと全くそうではない。

(もっと強い痛み、「10」をピークに「10」の痛み・炎症がある時には、“絶対に”上昇しない)。

つまり「炎症の強度のモニターにもならない」

 

3.上記のような人間もいれば、「医者の思惑どおり必ず上昇する」という人もいる。

このような検査が「人類の基準」になるのか?
 
断言する。

CRPは、医師が信じているほど「症状や炎症の強さと呼応することは“ない”」
上昇するから「ほらみろ」ではなく「主たる問題に対しては絶対に上昇しない」「ある条件下では上昇する」、

「人によって”必ず”上昇する」という検査は、「信奉」の対象としては「おかしい」と言っている


ポイントは(CRP)、

1.「結核予防会から見て“信頼を欠く”」

 

「CRP」が「信頼性に欠ける」ことは結核予防会「でも」2004年指摘している

「肺結核診断における炎症反応測定の意義」(2004年)  

http://www.jata.or.jp/rit/rj/kekkaku/79ito309.pdf

 

--抜粋 (考察:最終2パラグラフ)--

「またCRP値や赤沈値が、診断だけでなく治療効果(治療中の活動性の推移)のモニタリングにおいても

それほど鋭敏な指標ではないことは既に報告がある。今回の結果から推測されるようにCRPが結核の活動性を

それほど反映しないのであれば、やはり治療効果モニタリングの指標としても信頼性を欠く可能性は高いものと推測される。

菌検査中心の患者管理上の意義を再検討すべき時期ではないかと思われる。

ちなみに、結核予防会複十字病院の治療中結核患者のルーチン血液検査項目には

数年前からCRPや赤沈の測定は除外されているが、これによって臨床上の初判断に支障をきたした例は見当たらない。」

 

※結核という病気は「パンデミック」を発生させる病原菌であり、パンデミックは最悪「人類滅亡」も引き起こす。

また、「治療面」(抗結核剤処方)においても、病原菌相手は必ず「耐性菌」が発生する限り「疑わしきは全部処方」というわけにいかない。

この「結核予防会」の発表は「非常に重い責任を背負ったものである」

 

2.患者から見たときも「あてにならない」 (前述)

   *画像検査でも同じことがいえる。

     脳卒中や癌など「画像で見つける病気」もあり大変役に立っているのも事実だが

     画像検査でも「感染症を発症して咳をしている段階で、MRIにもCTにも映らない」。

     「腸が半分壊死していても画像検査にうつらない」ということもある(血管炎・海外情報)。

     「MRIで映る”虚血性”と呼ばれる白い「脳のしみ」ひとつとっても「MRIでは映るが”病理(生検)では見えない”」

    (生検でもアテにならない)。

 

 

医師に尋ねたい。「検査とは何だ?」

医者は「エビデンス、エビデンス」と言うが、「そんなもん=”数値に出たり出なかったり可視化できたりできなかったり”=検査

が、”エビデンス”になるのか? 

その根拠は?

 

   検査を非難しているのではない。医師における「検査の位置づけ」を尋ねている。

   「まず診察所見」なのではないか?

 

目で見える炎症(腫れ・熱・痛み)を、ガリウムシンチで映らないと「炎症とは認めない」など、
そもそも、「ガリウムシンチなら、炎症は”何もかも”映る」という説の「根拠」は何のか?

(メーカーの言い分か??誰か「ガリウムシンチであれば炎症なら何もかも映る根拠」を説明してほしい)
CDC”(米国疾病コントロールセンター)は「検査に絶対はない」と言っていた。
(「検査」は絶対的な”根拠”にはならない)

 

日本(特に「東京」)の医師たちの「異常があったら”必ず”検査に出るはず」という考え方の「根拠」は何なのか?

日本の医師達にCRPについて尋ねると「炎症に特異性のある検査だから」という答えが一律にかえってくる。

「その根拠は?」と尋ねて具体的な説明をする医師は一人としていない。

(「そう言われているから」。これは「みんなが言ってるから」と全く同じで、「その、”みんな”って、誰?」)

 

論点は、

CRPが上昇するか否か」ではなく、先に述べたように、

1.「結核予防会も信頼性を欠く」と結論づけており 

  (実際に結核予防会でCRPESRをルーティン検査から外して16年ほど経過して何ら診断に支障はない)、

2.患者も、「CRPは”ステロイド服用中のインフルエンザなら上昇する」など「上昇には何らかの条件が必要」

「大した症状も何もないのに上昇する」「まったく上昇しない」「すべてに反応する人もいる」。

(“アテにならない”)

   ある人は、「ステロイド長期服用中のインフルエンザ」など条件が揃えば「2度」でも「3度」でも「100回」でも

   上昇するであろう。「同じ人でも」、”CRPにとって都合のよい条件が揃わない”場合、「耳鼻科診断の扁桃炎」

   の時のように「白血球だけ一万近く上昇してCRPは上昇しない」という現象が起きる。

   ”再発性多発性軟骨炎”初発時のように「2度」CRP, ESRを測定して「2度とも陰性」ということも起きる。

   (後者を信じないのは勝手だが「前者」はわかりやすい)

   問題は「すべて一人の人間に起きている」ということである。

   それに加え「医師の思惑通りすべての炎症に上昇する人もいる」・・・(なんだ、コレは???)

 

この検査(CRP)の「どこ」を信頼すればよいのか?

どうして、医師達は、そういう検査を絶対視できるのか?

一般社会で、そういう検査を「基準」に使ったら、例えば土木・建築などでは事故が起きる。

医者の世界は知らないが、一般社会では、そういう「頼りにならない”商品”(=検査:CRPESR)」に対して、

メーカーを怒ることはあっても、むきになって擁護はしない。
一般人には医者のことがさっぱり理解できない。


*中には「検査ありき」で見つかる病気もある。従って、患者は必要な検査は行ってほしい。
しかし、たとえ検査に反映されなくとも、「検査のほうが絶対正しい」と医者が意地になって検査を擁護するほどの「検査」は、

残念ながら、世の中には何一つもない。検査とは「そんなもん」である。
臨床とは、
すべて「医者の診察所見能力・臨床力(腕)頼み」。本来、検査は「補助的な役割」でしかない。

病気により、「検査」の方が人間より「確実に早く見つけることがある」。(その前に「医師の診察所見」ありき)

「検査」とは、それだけのことである。「検査だから絶対」という本末転倒は成立しない。

(検査に反映されないから「あり得ない」はない。画像でも映らない場合は「ある」。そこを見抜くのは「医者」である)

 

    能力のある医師達には、「検査ごときにめげないでほしい」と伝えたい。

    「あなたの診察所見は正しい」。

 


CRP」に関して、
CRPはアテにならない」と指摘すると、医師たちはいきなり態度を硬直化させ、ムキになってCRPを「擁護する」。

しかし、それだけ価値のある検査なのだろうか?

よく考えてほしい。

そして、これだけ見事に「信頼性を欠く」”CRP”で、ひよこの雄雌のように、人間の「炎症の有無」を判定しないでほしい。

これ以上、「犠牲者」を出さないでほしい。

 

 

 

 

「CRP」について東京の内科医療とCRP

全身性炎症があるにも関わらず「CRP陰性」については、2004年、結核予防会が「CRPは信頼に欠く」と発表しているが

東京では未だに「CRP」一辺倒になっている。どうなっているのか。

(西日本〜九州では症状と食い違う場合SAAに切り替えて検査している)

・・・「全身性炎症があるにも関わらずCRP陰性」について知りたければ「結核予防会」に教えて貰えばよい。

結核専門医は人類の存亡に大きく関わる病原菌」を扱うがゆえに「世界組織」で、最も信頼のおける「免疫の専門家」の一つ。

もちろん”東京”の大学病院のような「お子ちゃま集団」ではない。

”CRP”に関しては、「自治体の健康診断」が絡む限り「国」として非常に緊急性を要する問題であり、今更、自己免疫疾患の患者

が東京の「学校」に協力して「ゼロから解明」云々というレベルの問題ではない。

よく知っている世界規模の成熟した研究機関から教えを乞うのも「科学者」として重大な役割である。

---「全身性炎症があるのにCRPが陰性」という現象は、自己免疫疾患には比較的よく見られるもので、

   同分野には、他に同様の患者がいる。

   問題は「自己免疫疾患だけに起きる現象ではない」(感染症でも起きている)という点にある---

 

※東京の医学部・内科はどこも「”東京だから”(日本一)」とプライドばかり一級で「他から学ぶ」という発想がなく、

 東京(内科)だけが取り残される要因の一つとなっている。

 (地方の医学部は自分達が日本一など考えたこともなく、本当に第一線を行く学校は「世界」を知っており、

 もっと貪欲に「他から」学んでいる)

 

※東京の国立・私立大学病院職員の「おこちゃま化」はすさまじく、地方の大学レベルではない。

 2006年東大病院内科外来では、紙に「しつけ」と書いて、外来の壁のあちこちに張ってあったのが印象的である。

 その頃の外来担当医達が東京の現・国立・私立の膠原病内科教授・准教授である。

     

 

 

 

いつまで「CRP, ESR」のような信頼性に欠く、役に立たない検査を続けるのか、

いつまで信頼性に欠く「CRP, ESR」を基準に「病気の有無」(感染症、自己免疫疾患、癌など)を判断しているのか

 

 

Co-Cure-Japan, Administrator, 陰山理香 (Rika Kageyama)

in Feb, 2 017

 

 


 

 

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