[SAA値、PSL量、MTX量]--相互関係
一例として、参考になれば、と紹介する。
1.SAA値は、ステロイド量とは関係がないように見える。
2.MTX開始後、急速にSAA値が減っている。(SAA測定はMTX開始直後ではない。2−3週間後)
MTXは血中濃度が上昇・蓄積して起きるアミロイドーシスの予防に効果があるのかもしれない。
3.症状との食い違いは存在するように感じるがハッキリは解らない。
※「ステロイドのみ服用」、あるいは、慢性疲労症候群の患者のように(治療薬がない為)
「PSLやMTXのような免疫にかかわる薬を一切服用していない」場合、
「症状と食い違い、CRPが陰性」は、SAAが指標になるのかもしれない。
(MTXを開始すると、指標にならないように見える)
SAA値 |
PSL量 |
MTX量 |
|
2016年12月 | 29.1 | 20.0mg | 0mg/w |
2017年 3月 | 48.3 | 17.5mg | 0mg/w |
4月 | 17.4 | 15.0mg | 8mg/w |
5月 | 10.5 | 6.7mg | 10mg/w |
6月 | |||
7月 | |||
8月 | 6.0 | 10mg | 12mg/w |
※SAA=8.0以下(正常)
大学病院とは関係なく、論文の邪魔をしているわけではない。
通常の血液検査をして『おかしい』(CRP, ESRと症状が食い違う)と感じた時は、
大学病院に頼らず、開業医(内科・整形外科など)に頼んで、
「SAA」(Serum Amyloid A, 血清アミロイドA蛋白)を測定してみることは「出来る」。
--開業医が「出来る」検査。上記はかかりつけの整形外科で測定したもの。
特別なキットは必要ない。保険制度上CRPと同時に測定することは出来ない--
CRP、SAA、ともに、沢山ある炎症物質の一つであり、
これらが上昇しないからといって、全身性炎症がない「とは言えない」
Co-Cure-Japan, Rika Kageyama
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