保健に関する基礎

Frank Albrecht, PhD





 個人保険では、身体的障害に起因する保険金は得られません。従って、ここでは個人保険に関することは取り上げません。子供達が身体的障害を持っていることを証明できれば、そして家族の収入が十分低ければ、SSI(Supplemental security income)を受け取ることができます。そう認められるのに十分収入が低ければ、社会保障を考えてみてください。

この手続きを行うにあたっては、この記事の最後に示したサイトが役に立つでしょう。

それらのサイトで十分に強調されていない点(子供と同様に大人にも当てはまること)は、社会保障は、どれだけ深刻な病気に罹っているか、どれだけ症状が重いか、ということを基準とした査定ではなく、あなたが、どの程度の生活を送ることができるのかによるものであるということです。どのくらい立っていられるか、どの程度寝込まないでいられるか、どこまで歩いて行けるか、デスクワークにどれだけ集中していられるか、横になって休んだり、休憩を取らずにどこまで行けるかなどを元にして査定されます。しかし、それには子供の言葉も両親の言葉も取り上げられません。その代わりに、医師が、子供の生活に関してそれらの書類を作成するのです。その時に、医師が一番してはいけないことは、病気に焦点を当てることなのです。

 このことに関してあなたができることは、制限された子供の生活を、分かりやすい字で、ノート(ワープロでも構いません)にまとめておき、年に数回、担当医にそれを見せることです。医師とその内容について話し合い、カルテに記録しておいた方が言いか尋ねてみてください。ノートには日付を書いておくことを忘れないで下さい。このノートは、最終的には社会保障へつながり、真剣に取り上げてもらえるようになるでしょう。

もう一つの有効な手段は、医療関係者以外の尊敬される職業を持った方々に、子供の制限された生活状況についての手紙を書いてもらうことです。聖職者、コーチ、病気に罹る前の子供を良く知っている隣人の方々からの手紙は、大変有効です。

 最初の申請は受け付けてもらえないと思っていてください。それは、普通のことで、あなたが異議を申し立ててくることを想定しているのです。この再申告もまた、つき返されるかもしれません。でも、がっかりしないで下さい。このような手続きや再申告の経験がある弁護士を見つけてください。再申告は何度でも行ってよいのです。

 もし再申告が受け付けられなかったら、弁護士に報酬を支払う必要はありません。保険金が得られるようになるまでは支払う必要が無いのです。申告が認められれば、最初に申告した日付にさかのぼって保険の支払いがされます。また、弁護士の仕事に見合う費用の支払いがそのときから始まります。

 子供が18歳になると、SSIでは大人と考えられます。そのため、同じ家に住んでいても、一つの世帯と考えられ、他の家族の総収入と無関係にSSIを受け取ることができます。これは、子供が18歳の誕生日を迎える数ヶ月から数年前から、子供の障害の程度の記録を付け始めるべきであることを意味しています。

以下のファイルがお役に立つでしょう。


A brief explanation of the social security disability process(英語) http://home.bluecrab.org/~health/med/disability.html

Getting respect from the legal system(英語)http://home.bluecrab.org/~health/med/respect.html



翻訳:Jp-Care




原文:
For Parents of Sick and Worn-Out Children
by Frank Albrecht, PhD

The regional clinic at Talbot
17S. Washington Street
Easton, MD 21601
TEL: 410-822-5580
Email: franka@skipjack.bluecrab.org



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