医師と子供達がうまくコミュニケーションするために 
                   −子供達へのお願い−

Sharon Walk

Mail Magazine ME/CFS Information, No.5-No.6, 2001.8.12-2002.8.19

Improving Communication Between Doctors and YPWCs
http://www.cfids.org/youth/articles/medical/gap.htm




子供達へ

医者とのコミュニケーション、医師への理解を深める方法




1.予約は必要な時間に応じて取ってください  
 新たな症状が現れたり、症状がぶり返したりなどして、いつもより診察時間が長くなりそうなときには、しっかりとそのことを予約担当者に伝えてください。そうしないと、診察はせわしないものになってしまい、十分な診察が受けられなくなってしまいます。また、他の方の予約を遅らせてしまうことにもなります。


2.一番悪い症状を3つ挙げてください   
 診察の前に、前回の診察から今までの間で最もひどい症状を三つ考えておいてください。それらの症状について医師としっかり話し合い、治療の優先順位を決めてください。


3.医師に聞きたいことのリストを作っておいてください   
 診察の前までに疑問点や心配事をまとめて書き留めておくことは有効です。 診察日の前に、それらを重要な順番に並び替えて、簡単に説明を加えておきましょう。そうすることで、当日あなたの体調が悪くても、医師はそのリストを 見てあなたがどんなことを知りたいのかが分かります。


4.治療法について疑問がある場合には、きちんと訊ねてください   
 他の薬や治療法を勧められた時には、それが何なのか、どのような効果が期待 されるのかを遠慮無く訊ねてください。そうすることで、治療方針を理解し、治療方針の決定に参加することができ、誤解を避けることにつながります。 例えば、 抗うつ剤は、うつ病だけではなく他の様々な病気に対して用いられています。医者がそれを処方したとき、何も質問しないでおくと、あなたは、医師がうつ病だと考えているのではないかと疑いを持ってしまうかもしれません。そして、次の診察まで、抗うつ剤は睡眠障害や慢性疼痛に対してもよく用いられていると分からないままになってしまいます。どのような薬なのか、どのような効果があるのか質問をすることで、このような誤解を避けることができます。


5.診察の内容を録音しておいてください   
 病院へ行くと、たくさんのことを聞かれ、最新の研究の状況の説明を受け、またそのほかにも覚えていなければならないことがたくさんあります。それらの会話を録音しておけば、その後で何度でも聞きなおすことができ、医師の言ったことがよく理解できるようになるでしょう(もちろん事前に許可が必要です)。


6.CFIDSを理解しない人のことで困っていることを伝えてください   
 多くの場合、CFIDSを持つ子供達は、学校関係者や両親にこの病気のことや制限された生活を分かってもらえないために悩んでいます。あなたになにが起こっているかを医師に話せば、医師は解決に力を貸してくれるでしょう。自分には何ができなくて、その中で、できるだけ普通の生活を送るには両親や関係者に何をしてもらいたいのかを上手に説明する方法を医師と相談してください。


7.気持ちが落ち込んでいることを伝えてください   
 慢性病とつきあって行く過程で多くの子供達は、うつ状態を経験します。多くの場合、うつは病気の結果であって原因ではないと医者はわかりますから、回復へ向けて力を貸してくれるでしょう。もし悲しみや絶望感が深く長く続くようであれば、遠慮せずに医師にそう言ってください。そして精神科やセラピストや カウンセラーを紹介してもらってください。



翻訳:
Co-Cure-Japan, Jp-Care


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