【慢性疲労症候群と心疾患について】

 

* 欧米の慢性疲労症候群(CFS)患者では、癌のほか、原因不明の心臓病で突然死しているケースが多く見られる

〜”追悼リスト」の死因のうち、「心臓病」は全体の1/3に当たる”--The National CFIDS Foundation, 2014年2月現在

2013年版・追悼リスト邦訳はこちら

*「慢性疲労症候群」の場合、心疾患を発症するのは末期という報告がある


著名な英国のME研究者Dr. Betty Dowsettは長期慢性疲労症候群(ME)患者の死亡率を10パーセントと見積もった

博士は次のように書いている(20031月「慢性疲労症候群(ME/CFS)の後期の影響」)

……終段階 (1, 2)。 不定間隔の後、多系統性症候群が骨格筋、心筋、その他の肝臓、膵臓、リンパ組織などの“末端臓器”の永久的損傷

を伴い発症する可能性があり、これは長期の慢性的症状、主として脳幹に代謝機能不全の徴候を有する神経症状のさらなる発現を意味する

それでも、症状の安定化は低水準ではあるが、なお適切な管理と支援により達成することができる。

10パーセントの死亡率は、ほとんど全部がこの群における末端臓器から(主に心不全か膵臓不全から)生じている

若年患者と障害の早期段階における自殺は、不信、福祉援助の拒否、教育・雇用見込みの喪失という今日の風潮に関係があると言わざるを得ない

これは特に余分の回避可能と思われる要因であり……」

性疲労症候群(ME/CFS)は中枢神経系(CNS)異常、免疫系異常、内分泌異常、自律神経系障害および心血管異常がある病理的多系統疾病である  

 

 

・慢性疲労症候群の治療薬としての「nitric oxide (NO) donor 」 (一酸化窒素ドナー)

https://data.epo.org/publication-server/pdf-document/EP13168487NWA1.pdf?PN=EP2805730%20EP%202805730&iDocId=7868378&iepatch=.pdf 

 


※未だに慢性疲労症候群を「心身症」などとふざけたことを言っている時代遅れの地域があるが、

慢性疲労症候群は「患者数が多い」

まだ、慢性疲労症候群を笑っている医師達は、

自分たちの行為が殺人に等しいこと、 

「その代償」が後から自分たちにも大きく振りかかってくることをよく覚えていることである。

病気は「人」や「職業」を選ばない

 

 

慢性疲労症候群の現・研究班長は、2004年、鹿児島大学医学部非常勤講師でもあった

  「女性外来専門」(循環器内科)・天野恵子氏との研究・治療を進めているが、

    「冠攣縮性狭心症」は、同じ循環器内科でも、”女性外来専門医”が扱う問題「ではない」

(鹿児島大学は「女性外来の発症の地」であり「攣縮性狭心症」は性差医療専門医が扱う病気「ではない」)

 

「冠攣縮性狭心症」のメッカで、最も研究が進んでいるのは「熊本大学」 (原因は血管壁の内皮の傷み)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shinzo/42/7/42_7_824/_pdf ▲ ・・・カテーテルでも異常が出ない場合がある

  [抜粋]

  熊本大学大学院生命科学研究部循環器病態学

  はじめに

  200812月,日本循環器学会の合同研究班により,「冠攣縮性狭心症の診断と治療に関するガイドライン」1

  が発表された.このガイドラインは,20068月の第 1 回班会議から約 2 年をかけて作成され,班員,協力員に

  多大な協力をいただき完成した.これまで作成されている多くの診療ガイドラインは,欧米のエビデンスをもとに

  作成されていることが多いように思われるが,冠攣縮性狭心症の診療ガイドラインは,世界に先駆けて日本から

  発信されたガイドラインであり,当疾患に対する診断と治療の標準化に向けて重要な意義があるといえる.

 


 

現・慢性疲労症候群研究班は「鹿児島大学と一緒に」研究し、「膠原病内科の治療も」といってるが、

  鹿児島大学の膠原病内科は、”膠原病内科について”、日本で「最も知らない」大学の一つである。

 1) 現・慢性疲労症候群研究班は「膠原病を知らない大学と一緒に」何をしようとしているのか

  2) 膠原病を治したいなら何故「膠原病」を知っている大学と共同研究しないのか

 3) この研究班が国費を使い続けている異様な事態はどう解釈したらよいのか

 (日本医学界はこの現状をいつまで放置するのか。慢性疲労症候群で本当に困っている患者を、どうしたいのか、どうするつもりか)

鹿児島大学には”膠原病内科”が存在しているが、これまでに膠原病内科を専門とする教官が全くおらず血液内科が探り探り教えてきただけである。

"現"・臨床教授も膠原病内科出身ではなく「神経内科」出身であり、リウマチ以外の膠原病について臨床経験が殆どなく、「膠原病内科の疾患を

持つ患者が”もっとも”困っている自治体の一つ」である。

 

* 鹿児島大学の慢性疲労症候群に関しては、当ホームページの「診察している病院」から削除している。

(まだ当ホームページに掲載している病院について情報がありましたら宜しくお願い致します)

 

    鹿児島だけでなく、高齢者が多く、自己免疫疾患の発症率が高い地方の膠原病リウマチ科は「中央に置いてけぼり」にされ、

   専門医がおらず非常に困っている。年齢を重ねれば免疫疾患が増加する(大まかに「癌か自己免疫疾患」)

   一億総活躍させるつもりなら「地方の膠原病内科医」を充実させてほしい(「正確な診断」と「治療」)

   現職は難しいとして、「正確に教えられる」出来る限り名医(退官した教官)を地方に定期的に、輪番制にして配置する

   など工夫し、最終的には「一般開業内科医」が診断・治療出来るようにして貰わなければ困る。

   地方に「出来の悪い教官」は”必要ない”。関西のような地方大都市だけでなく、本当の「地方に」医師を配置しなければ

   老若男女「一般の検査に異常が出ないから気のせい」と片付けられ追い詰められて絶望し、最悪自殺してしまう。

   地方の人口を更に現象させてどうするのか。治療すればまだまだ働ける。地方にとってこそ高齢者は貴重な労働力である。

   首都圏に医師が「流れっぱなし」という現象は、許されざる事態である。地方は姥捨ての場「ではない」。

   地方は、慢性疲労症候群の「研究班騒動」に巻き込まれている場合ではない。

 


 

        医者ほど「感謝される機会の多い職業」は、大変過酷な労働条件下、誰に感謝される事もなく命がけで働いている一般社会から見て、

        大変尊い職業の一つで羨ましい限りである。多忙な患者が本人・周囲の時間(命)を犠牲にし、医者に相談に行く決心をするのは

       余程の事である。 どんな些細な内容であっても、患者の伝える言葉を重く真剣に受け止めて頂くよう切に願う。

        医療従事者には、患者の「その場のその場の”感謝の心”(真)」をまっすぐ信じ、その事を一生覚えているだけの精神的強さを持って頂きたい。

 


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