1.「慢性疲労症候群研究班」が主張している「慢性疲労初稿群=神経免疫学」とは

「全身性炎症性疾患であればCRPが上昇するハズ」という、「CRP絶対信奉から発生したもの」である。

・・・この研究班が唱える「神経免疫学」に関しては、「全身性炎症疾患があってもCRPは上昇しない」(アテにならない)という真実を踏まえた考え方「ではなく」、慢性疲労症候群の場合全身性炎症があるにもかかわらず”CRP”が上昇しない現象を「説明するために」、”慢性疲労症候群の為に新しく創りあげられた分野”を指す 

(パーキンソンなど厳密な意味での「神経免疫学」とは異なる)

 

2.脳神経の症状には、大雑把に「血管」「神経」どちらかが主になる。

(同じ「神経症状」でも色々ある。「血管に炎症を起こした結果」神経症状が出る、など)

慢性疲労症候群の研究班が主張するように「”脳神経が原因だから”あらゆる症状を引き起こす」ということはなく、

「いくら誤診が混ざっているにせよ」、”死亡者リスト”が語るよう、慢性疲労症候群の症状のような多岐にわたる

症状を発症する場合、「神経だけが原因」とは考えにくい。

(脳神経が原因とするならば「日本のケースは一体どう説明するつもりなのか。「慢性疲労症候群とは:日本を含む」)

神経内科医に尋ねる。慢性疲労症候群を「全て”神経”が原因の疾患」と捉えることは正しいのか?それで良いのか?

 

3.「慢性疲労症候群」は、日本では、2008年、日本内科学会により正式に「自己免疫疾患」にとして分類されている

 http://www.naika.or.jp/jsim_wp/wp-content/uploads/2015/05/cu_131.pdf

  *日本では、”小児科”(小児慢性疲労症候群)の場合、”小児膠原病内科”で「診ている」

 

 

[慢性疲労症候群の実態](一部)

---慢性疲労症候群追悼リストより抜粋---

邦訳:赤十字社語学奉仕団  

[慢性疲労症候群(CFS)悼リスト]- 2003 年、米国 National CFIDS Foundation のまとめによる  (冒頭ハイライト部分)

http://www.ncf-net.org/pdf/JapaneseMemorialList.pdf

 

ナイチンゲールは30歳代半ばに慢性疲労症候群(ME/CFS)に似た麻痺的疾病に罹り、生涯の最後の50年はほとんど寝たきりで過ごした

著名な英国のME研究者Dr. Betty Dowsettは長期慢性疲労症候群(ME)患者の死亡率を10パーセントと見積もった

博士は次のように書いている(20031月「慢性疲労症候群(ME/CFS)の後期の影響」)

……終段階 (1, 2)。 不定間隔の後、多系統性症候群が骨格筋、心筋、その他の肝臓、膵臓、リンパ組織などの“末端臓器”の永久的損傷

を伴い発症する可能性があり、これは長期の慢性的症状、主として脳幹に代謝機能不全の徴候を有する神経症状のさらなる発現を意味する

それでも、症状の安定化は低水準ではあるが、なお適切な管理と支援により達成することができる。

10パーセントの死亡率は、ほとんど全部がこの群における末端臓器から(主に心不全か膵臓不全から)生じている

若年患者と障害の早期段階における自殺は、不信、福祉援助の拒否、教育・雇用見込みの喪失という今日の風潮に関係があると言わざるを得ない

これは特に余分の回避可能と思われる要因であり……」

性疲労症候群(ME/CFS)は中枢神経系(CNS)異常、免疫系異常、内分泌異常、自律神経系障害および心血管異常がある病理的多系統疾病である  

慢性疲労症候群 (ME/CFS )患者には多くの癌事例報告があり、ME/CFSと癌との関係に関する調査が数件ある

例えば、ワシントンDC.のジョージワシントン大学公衆衛生・医療学部Paul Levine博士はレイク・タホウ地域の患者(米国-1984 年から1986までの

慢性疲労症候群(ME/CFS)発症)の第2次10年追跡調査を行った。同博士は次のように述べている。

「……報告された癌の種類は、B細胞性リンパ腫、脳腫瘍、乳房腺様嚢胞癌、膀胱移行上皮細胞癌、子宮癌、基底細胞癌、前立腺癌および

非ホジキンリンパ腫を含んでいる……」

 

 


 

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