「慢性疲労症候群について」

 

      慢性疲労症候群が「どういう病気であるか」、知らない医師にはわからないだろうが、まず「尋常ではないほどしんどい」。

      (ベーチェットから、ベーチェット特異的症状を差っ引いたような病態。脳神経症状も軽症から重症まで幅広い)

 

        慢性疲労症候群の症状の中、ごく”些細な”症状ではあるが「嘔吐」について。

        「毎日、一駅毎に降りて嘔吐して通学していた」。「どの車両の何番目のドアがxx駅のトイレに近い」と全て把握していた。

        把握していないと、満員電車の中で嘔吐したら大変な迷惑をかける。必死であった。

        嘔吐のコントロールにも自信がある。「そこまでもたせる」。半年ほど毎日、計何百回のうち実際間に合わなかったのは”たった1回”。

        あと一歩のところ(トイレの入口)でハンカチの中に”少量”吐いた時だけであった(あとはしっかりトイレで)。

        今でも、”どこにいても”(外出先でも)、「しかるべきところに行くまで絶対に吐かない」、「この距離なら、このタイミングで行かないと

        間に合わない」など、正確な状況判断が出来る。

        15才で慢性疲労症候群発症してから1年ほど経過した頃、半年間くらいだっただろうか、それだけ「吐いた」。

        当時、人が一生かかっても到達しないほど嘔吐した回数は尋常ではなかった。

        医者に行っても「気のせい」と言われ続けたので、「生きている人は皆同じ」と考え、必死で対応策を考えて生きてきた。

        (その時期を過ぎると、激しい連日嘔吐期間は「おさまった」。半年くらいだったとは思うが「一時期」であった。)

        「嘔吐」という症状は、”自分の”慢性疲労症候群経験の中でも「取るに足らない症状」である。

        慢性疲労症候群との共存は「本当に」必死だった。

 

 

 


 

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