繊維筋痛症の誤診について

 

 

東京のほとんどの大学病院・膠原病内科では「痛み」について「どういうものか」を確認しない。

(経験上、東大病院以外は、”痛みの種類”についての確認がない)

東京の「繊維筋痛症」診断では、相当「誤診」が含まれているのでは・・・と危惧せざるをえない。  

 

 
 
 
 
「繊維筋痛症の”誤診”」
 
※外来で診断がつきやすい:外来では何時間も同じ姿勢で待つことが多く「凝っている」。その時「圧痛点」は診断基準を満たしやすい。
ただ、その圧痛点は「会計まで歩く」「駅まで歩く」間に消失する(血流改善)・・・れはホンモノの「繊維筋痛症」と呼べるのか?
 実際、医師・患者とも、再発性多発性軟骨炎が頭にないとき(既に再発性多発性軟骨炎を発症していたが「慢性疲労症候群だけ」と信じていた頃)、
 繊維筋痛症の「圧痛点」を満たし診断がついたことはあるが、その時も「外来」であった。
 再発性多発性軟骨炎の診断を下した病院(複数)では、「当然」繊維筋痛症のチェックはあったが「圧痛点が診断基準を満たさなかった」。
 (”この場合の”繊維筋痛症は「あっても」とても軽度で、患者も経験上「体を動かすこと」(病院の会計まで歩く程度の軽い有酸素運動)で
 「解消されること」をよく知っており、積極的に体を動かすことにより日常生活に支障を生じたことはない。治療は必要ない)
・・・”この程度”で本当に「繊維筋痛症」なのか?
※(繊維筋痛症は「日常生活に支障をきたす」全身疼痛)
 
 
 ましてや、今回「東京」で繊維筋痛症を診断した大学病院の膠原病内科医の診察では、
 1)背部の打診では「痛みがあがらず」
 2)肩や背を軽く押すだけでは全く反応がないので「医師が患者の体が動くほど押したところ」(患者はデスクに手足を突っ張って体を支えなければ
  ならないほどの力で医師が押したところ)、患者は「キモチいいマッサージ」と医師に伝えていた。
 
    A) 繊維筋痛症の場合「触れただけで」飛びあがるほど痛がる。(医師は患者の体が動くほど力をこめて「押すことは出来ない」)
    B) 肩・背中部位の圧痛点は「なかった」。医師も「なぜだろう」と言っていた
※(繊維筋痛症の場合、圧痛点は「背中側」にも「存在する」)
 
    C) ただただ「”胸部の打診”で”痛い”と言っただけで”典型的な繊維筋痛性の全身疼痛”で治療が必要」とのこと
 
※ 頚椎椎間板ヘルニアの治療で首の牽引をすると、5年前にはなかった症状が出る(「胸部」に耳介と同じ強い痛み。軟骨痛)。
 「この痛み」があるところを「打診」されると、それは、本当に痛い。・・・「全身疼痛」なのか??
 ・・・これが本当に「繊維筋痛症」・・・なわけない。
 
 
  
       慢性疲労症候群は「慢性疲労症候群・繊維筋痛症・湾岸戦争症候群」3つの疾患と一緒に
       研究されてきた経緯があり、今は廃止されたCo-Cure (米)および、Co-Cure-Japanは「繊維筋痛症」も紹介をしてきた。
       繊維筋痛症については、今回”誤診”した医師がこの病気のことを知る「前」からよく知っており、
       世界中の繊維筋痛症の患者も沢山サポートしてきた。
       CFS-L について
    
      (かなり古い情報ではあるが「Co-Cure-Japan "繊維筋痛症"」, 2001-2003年(平成13-15年)翻訳情報)
 
       *繊維筋痛症(FM)については、1992年に開始された「CFS-L」に世界中から大勢のFM患者が参加して盛んに意見を交わしており
        まだ日本にこの病気の専門医がいない頃、日本で「8年間」”日本の繊維筋痛症の患者”の面倒を見ており(医師紹介を含め)
       「繊維筋痛症の症状の”特徴”について」は長年の経験がある(よく知っている)。
       

 


 
 
「痛み」について:繊維筋痛症の”誤診”(2)
 
 
問題は、繊維筋痛症?の痛みではなく、常時存在し、労作後に強くなる「全身に生じる”重く、鈍い”痛み」。
場所は、皮膚でも筋肉でも、内臓でもない。まさに「骨のあるところ」で「骨痛ではない」----免疫抑制剤もステロイドも「何も」薬を使っていない
「慢性疲労症候群の時期」(既に再発性多発性軟骨炎を発症した4年後)、いきなり全く原因不明の「骨粗鬆症(m-BMD 1.53)」発症。
体を動かした時全身に激痛が生じ、医者から「骨痛」と言われた。それと比較した場合、現在の痛みは「骨そのもの”ではない”」。
肋軟骨痛と同じ痛み」が全身に起きるから「軟骨痛」としか表現できない
 ---「それでも」リハビリ運動を継続する。ステロイドミオパチーで経験した「手足ブラブラ」が良い教訓となった。「筋力が落ちると”もっと”痛い」。
 理学療法士に質問しまくるほど、出来るだけ「筋力アップ」の方向性をとる。筋肉を鍛えると軟骨を引っ張る。簡単に軟骨を「破壊するほど」激しい炎症を起こす。
 それでも「血流」が良いほうが「全身の状態」は良い。「痛いから」筋肉を使う(動かす)。「疲れ」は軟骨炎症状を増悪化するのでバランスが非常に難しい。
 毎日が「綱渡り」になる。「それでも」リハビリ運動は継続する---
 
・・・これだけ「筋肉を使いたがる」「筋力アップ志向」の”人間が、「繊維筋痛症の患者」なのか???
 
※繊維筋痛症の患者は、痛くて筋肉を「使えない」(触れただけで飛びあがるほど痛む、日常生活に支障が出る全身の痛み)
※痛みが「皮膚」か「筋肉」か「骨・軟骨」か、痛みの種類”を調べるには、「深さ」を試してみるといい。
(触れるだけ、つまむ、押すなど)
   

 
1) 常時「重い、鈍い」痛みが存在し、”労作後”強くなる「中-高レベルの全身軟骨痛腫れを伴う--整形外科確認)
2) 表現しようのない「消耗」
3) 「突然増悪化・繰り返す軟骨炎」(陥没軟骨融解(軟骨強度低下・垂れ下がり)などを含む)
※「繰り返す腸管ベーチェットの症状(腸管に食物が通らない(腹水(+))屋腸閉塞)。エレンタール生活は「1回/治るまで3−4か月」)
ほか多くの症状が、日常生活に大きな支障をきたしている。
 
※これは「繊維筋痛症の全身疼痛」と呼べない
※腫れを伴う痛みは「繊維筋痛症の全身疼痛」ではない。(胸部にも腫れている箇所がある。血管が鬱滞している個所もある。)
※繊維筋痛症なら、ステロイドミオパチ‐のお手手ブラブラからの「自力回復」は難しい(治療を受けないままでは「工夫のしようがない」)
 
* 繊維筋痛症とは「原因不明の全身的慢性疼痛」・・・「腫れ」や陥没、軟骨融解など「変形」は伴わない
 
 
 

 
 
     「繊維筋痛症」について、臨床技術に乏しい医師によって、上記のような「誤診」が頻繁に行われているのではなかろうな
   30年近い「慢性疲労症候群(繊維筋痛症を含む)患者サポート」として、非常に心配する。
 
          ※ 上記、「繊維筋痛症」の「医師の誤診」について、沢山の御指摘を頂いたことを心から感謝いたします。
 
 
 
 

 

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