慢性疲労症候群の関連疾患

「再発性多発性軟骨炎の診断について」・・・呆れた「日本の研究班の」診断基準

 


 

再発性多発性軟骨炎は、診断の際、世界基準では「生検が必須」という文言が「存在しない」疾患である。

 

日本では「患者総人口の少なさ(3-5人/100万人。国内推定500人)」から欧米の専門医たちとは全く比べものにならない経験しか持ち合わせていない

状況にも関わらず、「日本の研究班」は、最近になって日本の診断基準に「生検が必要」という文言を入れ、最近になって、「東京の膠原病内科医達は、

「生検がないから信じられない」と大騒ぎをし、「過去に”再発性多発性軟骨炎”」と診断を下した医師たち(名誉教授・現役教授たち)を激しく非難している。

こういう騒動は世界的にも聞いたことがなく非常に驚いた。

 

---世界基準の診断基準にもいろいろあり、再発性多発性軟骨炎でも「生検」が”診断条件の一部”になっているものもあるが、

一般に、世界の常識では、今のところ、生検は、「症状が揃わないとき」「鑑別に困る場合」のみである。

(「検査で診断出来ない」他の病気と同じ)---

 

常識的に、”今でも”「診断に必須ではない」という理由から、これまで、どの医師も患者を傷つける「生検」を行わなかったのだろうが、

同僚から、これほど非難され、信用されないとは、思いもよらぬことであったろう。

世界中の臨床現場でも誰も考えもしないことで、呆れた。

 

日本の研究班に関しては、

”稀少疾患であり”、”専門医側に経験がなく”、”研究班の研究に参加するのは「その中でも」ごく一部”である為、「実際のところは何もわからない」

というのが本当のところであろうが、何の都合か「日本の研究班」は診断基準を書き加え(生検が必要)、東京の膠原病内科医達は「xx(生検)を

していないから信じられない」と騒ぎ出し、診断を下した医師たちを激しく非難・攻撃し始めた。

しかも「xx」基準となる内容)は次々変わる・・・(生検の前は炎症反応)。

(日本の再発性多発性軟骨炎の研究班は「診断基準の書き換え」により「現実から逃げている」「研究していない証拠」)

 

     要するに、「炎症反応(CRP、ESR)」に頼るあまり”炎症性疾患である”という証明が出来ない」という点にある。

    ・・・なぜ、いつまでも「炎症反応(CRP, ESR)」なのか?

 

 

 

再発性多発性軟骨炎の場合は、「生検が必須ではない世界基準の診断基準」で診断しても、

「慢性疲労症候群の診断基準」と違って、鑑別に困る事態が頻繁には「起きない」。

「どこの病院でも”生検なしで診断がついてしまった”」ということは、通常「鑑別に困らなかった」ということで

診断に生検が必須では限り、専門家が「生検をしていない!」と”馬鹿げた大騒ぎ”をするほどの大問題ではない

 

  しかも、発症して時間を経過すればするほど、発赤など「派手な」症状は出なくなる。(「黙って」軟骨の役目を果たさなくなる。生検は難しくなる)

  専門医が「知ろうとしない」(患者の言葉を信じない)おかげで、発症後年月が経過してしまった患者の場合、どうやって「証明」してくれるのか?

  これだけ「証明」「証明」と騒ぐ限り、すでに「発見が遅れ年月が経過した患者の証明方法」を確立しているのであろうな? 

 

  診断が遅れれば遅れるほど生検が難しくなる病気に対して、早期発見する努力もせず、「とうきょう」の膠原病内科医達は何をやっているのか。

  ド素人に煽られ馬鹿騒ぎしかできない脳なし揃いか?

    

 鑑別疾患

 

 

    繰り返すが、混乱の大元は、「炎症反応(CRP、ESR)」に頼るあまり”炎症性疾患である”という証明が出来ない」という点にある。

   ・・・なぜ、”東京では”、いつまでも「炎症反応(CRP, ESR)」なのか? このHPでは「そこ」を問うている。 

   西日本では既に「炎症の指標」として使っている「SAA」(CRPの一種、Serum Amyloid A)は「炎症反応の一種」として捉え「られ」ないのか?

     


 

 

[再発性多発性軟骨炎:世界スタンダードの診断基準]

大阪大学医学部免疫アレルギー内科:”再発性多発軟骨炎” (Relapsing polychondritis: RP) 

 

 

下記、各診断基準(Mc Adam et al.,  Damianin et al., Michet et al.)を前者2種類を満たしている場合、通常、生物検査が必要ない。

---この病気の経験が遙かに多い米国でも、殆どの場合、生検は「症状がそろわないとき」「鑑別が難しいとき」に行われる(必須ではない)。

日本で「生検なしで」診断をつけた医師たちは、「間違っていない」

 

        日本で最近膠原病内科医たちが大騒ぎしだした「生検」(証明)に関しては、「Michet et al. の診断基準」も一因であろうが、

    ---断言する。「膠原病内科のことを全く知らない素人」と「臨床のド素人」が集まって、「Michet et al. の診断基準」に目を付け、

    「即、命を落とす可能性の高い病気(ある患者)について」、騒ぎ出したのはれっきとした「犯罪行為」である---

        この診断基準は「発見の遅れた(発症後年月を経過した)再発性多発性軟骨炎の患者への適応は難しい」(欧米専門医ではよく知られている)。

        発症後、あまりにも年月を経過すると(たとえば10年以上)、「証明」に適した「派手は症状は出てこないまま」軟骨融解などが起きる。

        ---欧米では「炎症反応(CRP, ESR)が陽性でなければならない」という「日本の常識」が存在しないため、”最近”は、

    「発症から10年以上経過した患者」などは、”非常に”珍しく、「欧米では」Michet et al.の診断基準は通用する---

 

ただし、日本と欧米医療とでは「決定的に」異なる点がある。

「再発性多発性軟骨炎に特異的な血液検査は存在しない」という条件下、欧米の医師の常識では、当然、その血液検査の中に

「炎症反応(CRP, ESR)」も含まれる」 (「炎症反応(CRP, ESR)」も特異的に働かない)

日本は「それでも」、”炎症反応(CRP, ESR)”を要求する。(言葉の解釈として「間違っている」)

        

    日本のように「炎症反応(CRP, ESR)」を絶対視する限り「発見は必ず遅れる」

    つまり日本では”今でも”「発症から10年以上」はザラということである。(永遠に診断がつかない患者も出てくる)

    ますます「生検(証明)」は難しくなる。その患者は、最悪、診断がつかないために「死ぬ」ことになる(医者の責任)。

    ---再発性多発性軟骨炎は”診断をつけずに放置すると”、「死亡する確率」が”非常に高い”病気。

    (蘇生技術が発達する前は、再発性多発性軟骨炎の死亡率は「90%以上」)

    まず「早く診断をつけないと」取り返しがつかない病気であることを決して忘れないでほしい---

    再発性多発性軟骨炎について

 

 

  ・日本の場合、「炎症反応(CRP, ESR)絶対信奉」があまりにも浸透している事情から、「3つの診断基準」

   (特にMac Adam et al., and Damiani et al.)を駆使しない限り、早期診断・早期治療は無理である。

  ・「生検なしで診断したから」といって同僚から非難されるにまったく値「しない」。(馬鹿げている)

 

    むしろ、「証拠」「証拠」と騒いで診断が遅れ、その患者を殺した場合どうなるか。医者ならわかるであろう。

    (「日本では」、欧米社会と違い、”炎症反応(CRP, ESR)絶対信奉”があまりにも強いため、最も懸念されるのは、この点である) 

    ---「この病気に特異的な血液検査は存在しない」と明言されても、”まだ”、「炎症反応が必要」と主張する社会---

    再発性多発性軟骨炎の症状は、個人差はあるが、「突然」(数時間以内に)急変する。(同じ血管炎の仲間であるベーチェットと同じ) 

 

    「日本は欧米と状況が違う」。一体どう対応するつもりか。日本の再発性多発性軟骨炎の研究班に問う。 

    (日本の再発性多発性軟骨炎の研究班は「日本」の何を見ているのか。欧米の追随が目的か。

    欧米から追随を要求されたら「日本の事情」(炎症反応(CRP, ESR)絶対信奉)を説明すればよい。

    それも出来ないのなら税金返せ。)

 

 

実際のところ日本の「再発性多発性軟骨炎研究班」は「最高学府が協力しない」という苦しい面がある。

”東京の膠原病内科”は、「最高学府の顔色ばかり伺って」本業に集中出来ない、非常に恥ずかしい傾向が大きく存在する。

(最高学府にすり寄っていかないと最高学府が協力しない。最高学府が協力しないと他の学校も協力しない)

これでは「ある分野」だけが大きく遅れをとっても仕方ない。

・・・東京に暮らす患者の皆様は、これでいいのですか?

 

 

 

 

 

大阪大学医学部免疫アレルギー内科:”再発性多発軟骨炎について” (Relapsing polychondritis: RP) より

 

 

 

何より、「Michet et al. の診断基準」に目をつけ、「生検が必要だ」と大騒ぎし始めた『膠原病内科および”臨床”に対する素人』に関しては、

これだけ患者・医師ともに迷惑を与えたのであるから、”日本医学界”は「それ相応の対応」をとって良い。

同時に、「慢性疲労症候群」を、しっかり「膠原病類縁疾患(自己免疫疾患)」として認識しなければ、いつまでも同じ混乱が繰り返される。

(「本当に困っている患者のため」にも、これ以上、同じような、「信じられない馬鹿げた騒動」を繰り返させてはいけない)

 

 


 

 

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