東京の膠原病内科の馬鹿げた大騒動(再発性多発性軟骨炎について)

 

「再発性多発性軟骨炎」(Relapsing Polychondritis: RP) -- ”慢性疲労症候群”の関連疾患の一つ

 

 この病気は、日本に「専門医」は「いない」

◆ 世界スタンダードの診断基準を基に診断される病気 (McAdams et al., Damiani et al., Michet et al.)

 

 

日本には「平成21年(2009年)発足の歴史の非常に浅い研究班」は存在するが (聖マリアンナ医科大学)

研究班名簿(難病情報センターより): http://www.nanbyou.or.jp/upload_files/researchteam_084.pdf

1.日本の総患者数は、欧米全体とは比べ物にならないほど少ない(3.5-5人/100万人, 全国推定500人)

2.総患者数の問題から、日本の膠原病内科医の経験は欧米全体の膠原病内科と比較にならないほど「乏しい」。

3.少ない患者数の中でも、日本の研究班に参加している患者は「ほんの、ごくごく、わずか」

---つまり、日本の研究班は「何もわかっていない」

 

にも関わらず、「最近になって」、日本の研究班は「診断基準」を勝手に”基本的に生検が必要”と書き加えた。

(少し前には「診断がついていても生検が必要」というような内容があった)

日本の研究班のやっていることは、世界的に見て信じられないことである。

日本の「間違った」診断基準を基に、東京の膠原病内科医達は「生検をしていない場合は診断を信じられない」と馬鹿げた大騒ぎをしているが、

東京の膠原病内科医の騒ぎは、信じられないどころの騒ぎではなく「患者に大変な迷惑をかけている」。

(経験も「ないに等しい」研究班は自分たちを何様だと思っているのか。

自分たちの都合に合わせて「診断基準をくるくる書き換える」ことは、患者に対して「犯罪」に近い。「迷惑」も度を過ぎている。)

 

     下記、「世界スンタンダード」の診断基準を見ていただければ解るように、日本独自の診断基準を作らなくとも、

     「3つの診断基準を駆使すれば充分である。

 

 

◆「再発性多発性軟骨炎」世界の診断基準

 

・大阪大学医学部免疫アレルギー内科:”再発性多発軟骨炎について” (Relapsing polychondritis: RP) より

 

 

 

       ◆以下、「日本の研究班の診断基準」:

      難病情報センターより http://www.nanbyou.or.jp/entry/3856

     表2 診断基準

マクアダムスの診断基準(McAdam’s Criteria、改変) 
以下の3つ以上が陽性

  1. 両側の耳介軟骨の炎症
  2. 関節軟骨の炎症
  3. 鼻軟骨の炎症
  4. 眼球の炎症
  5. 気道軟骨の炎症
  6. 蝸牛あるいは前庭機能障害

生検(耳・鼻・気管から少量の組織を採取すること)の顕微鏡による診断が基本的には必要。

 

       注:マクアダムスの診断基準に「付け加えられた」文言(赤字)が問題になっている。

       ---「生検(耳・鼻・気管から少量の組織を採取すること)の顕微鏡による診断が基本的には必要」

       少し前には「診断がついていても生検は必要」というような文言であった(くるくる診断基準を変えている)---

 

1. 「この病気に特異的な検査は存在しない」(炎症反応(CRP, ESRを含め)ということは世界中に広く知られている。

「余計な文言を付けくわえた」ということは、日本では「炎症反応(CRP, ESR)が正常なまま、上記診断基準を満たしている患者」のことを

「信じられない」ということになる。つまり「この病気に特異的な検査は存在しない」という「言葉の解釈が間違っている」ということになる。

(欧米では、この場合、「炎症反応(CRP, ESR)も含め、この病気に特異的な検査は存在しない」と解釈する)

何故に、そこまで、「日本」では「炎症反応(CRP, ESR)」に固執するのか?

 

     繰り返しになるが、「CRP」が「信頼性に欠ける」ことは結核予防会「でも」2004年指摘している

     「肺結核診断における炎症反応測定の意義」(2004年)  

     http://www.jata.or.jp/rit/rj/kekkaku/79ito309.pdf

 

     --抜粋 (考察:最終2パラグラフ)--

     「またCRP値や赤沈値が、診断だけでなく治療効果(治療中の活動性の推移)のモニタリングにおいても

     それほど鋭敏な指標ではないことは既に報告がある。今回の結果から推測されるようにCRPが結核の活動性を

     それほど反映しないのであれば、やはり治療効果モニタリングの指標としても信頼性を欠く可能性は高いものと推測される。

     菌検査中心の患者管理上の意義を再検討すべき時期ではないかと思われる。

     ちなみに、結核予防会複十字病院の治療中結核患者のルーチン血液検査項目には

     数年前からCRPや赤沈の測定は除外されているが、これによって臨床上の初判断に支障をきたした例は見当たらない。」

 

 

※ 繰り返すが、結核という病気は「パンデミック」を発生させる病原菌であり、パンデミックは最悪「人類滅亡」も引き起こす。

また、「治療面」(抗結核剤処方)においても、病原菌相手は必ず「耐性菌」が発生する限り「疑わしきは全部処方」というわけにいかない。

この「結核予防会」の発表は「非常に重い責任を背負ったものである」。

           

          

2.経験の乏しい「日本の診断基準」を絶対視して「生検がなければ信じられない」と大騒ぎをしている

日大板橋膠原病内科を主とする東京の膠原病内科医たち(派)については”全く”理解出来ない。

 

 

●「診断基準」とは、患者にいち早く診断をつけ、治療を始める為の手段であり、「研究者のための証拠集め」の手段ではない、あってはならない。

--日本の(東京の)膠原病内科では、ここでも本末転倒が起きている。どうなっているのか?--

 

 


 

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