「若い医師たちへ」

 

 どの医師も、みな「患者に良かれ」で、「第六感」も含めあらゆる経験を総動員し(何らかの根拠があって)最善の治療を選択する。

 積極的治療をすれば同僚に非難される。最も大変なのは、患者よりも、”治療する側”(医者)のようである。

 医学に限らず、「どこの世界も」、同僚が最悪の敵である。世の中そういうものである。

 若い医師たちには、”同僚の妨害”「みたいなもん」にめげない、強い医師になってほしい。

 (あなただけではない。どの世界も「全く」同じである)。

 

 やがて、今現役の医師たちも、「XXをしていない」と、次の世代の医師たちに必ず攻撃され、ぼろくそにけなされる。

 退官したとたん態度を豹変させるのが「日本の医学界の特徴」である。---他の職業と際立って違う

 どーせ、そのうち、けなされるのである。「はじめから”それがどーした”」でよい。

 (「どーせ気のせい」で全て片付く。「どーせの活用」「気のせいの活用」。どちらもうまく使えば非常に便利な道具である)

 

※ 「医者」は、患者に対して、絶対、「どーせ」をやってはいけない。

   医者は「職業」である。「患者(他人)の健康を、身を呈してなんとしてでも守る義務」があり、そこが尊い。

  


 

    「大学病院」という非常に保守的な場で、「臨床」を優先できる医師は、日本では「非常に」少ない。

    同僚からのいかなる邪魔・妨害があっても、「患者のため」、自分の信念を貫きとおしてほしい。

    そして、患者の為に、あの手この手で「臨床を極めてほしい」。門下は、その「精神と技術」をしっかり受け継いでほしい。

    (大学病院で”臨床”を優先出来る医師は「大学病院として患者に何が出来るのか」。その点に主軸を置いている。

    そこには「大学病院だから」という言い訳は一切存在しておらず、「意識における」欧米の大学病院との差は「ない」)

    膠原病内科が使用する薬の特性上、「感染症」の知識・対策を最重要視しながら、「患者の言葉を信じられる」

    「臨床技術の高い」、世界に誇る病院にしてほしい。

 

 


 

 

 日本の医学界では、出身校や知識、人柄で、「優秀度」を判断することが多いようであるが、

 「たとえ出身校が最高学府であっても」、”必要とあらば”、先輩・同僚・母校をボロクソにけなす肝が備わっていない医者は、

 ”本当に”「実力のある医師」とは「言えない」。(その医者は「本当の意味で」患者の力には「なれない」)

 ----いくら優秀でも、いつまでも母校に気を遣っているような中途半端な医師は、結局、母校に「逃げこむ」----

 少なくとも、一般社会では、「そういう見方」をする。(はじき飛ばされたくないからであって「その程度である」と。

 

 国力の落ちた日本を救うためにも、だからこそ、表面ヅラの実力ではなく、全員が「真の実力」を持つ人間・医師に育ってほしい。

 

 15才から「最も下らない」日本医学界に巻き込まれた、先など一切見たくもないお婆さんから言われたくもないだろうが。

 

 

   


 

 

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