再生医療研究者と臨床家
最近、ここでも本末転倒が起きている。
一般社会においては、『まず臨床家ありき』。
「臨床医・臨床家」は、再生医療があろうがなかろうが、「目の前の患者の病態を
あらゆる手段を講じてナントカする、人間の病気の専門家」「患者の人生をまるごと
相手にする人たち」であり、技術力のある臨床医・臨床家は、いつの世も、社会に
とって「最前線」である。(人間を直接扱う)
再生医療研究者たちは「臨床家を助ける手段」を研究・実現化している人たちであり
最近の様子を見ている限り、再生医療研究所で働く研究者たちは「再生医療研究所、
兼、工場の”専門技術職員”」と解釈してよさそうである(人間を直接扱わない)。
「人間を直接扱わない」研究者たちに振り回されることなく(それはそれで頑張って
貰わないと困るというだけの話で)「臨床医」は、「人間を相手にできるよう」
しっかり腕を磨いてほしい。(臨床医ではなく「臨床”家”」を目指してほしい)
Co-Cure-Japan, 2016年5月
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