再生医療研究者・臨床家・患者の関係
再生医療研究者、臨床家、どちらが偉い「ではなく」どちらも同等に大切である。
最も大切なことは「患者がその両者と”同等に位置する”」という点である。
(「患者」「臨床家」「研究者」”3者が”「同等」にならない限り医療は発展しない)
1)患者が問題を提起する
2)臨床家がそれを専門的に受ける
3)研究者がそれを研究して臨床家の手助けになる方法を編み出す
それが患者にフィードバックされ、1)2)3)の循環が起きる
※ 2) 3)だけでやっていても、3)だけでやっていても、発展は「ない」
研究分野が進めば進むほど、2)「臨床家」の存在と役割は、ますます重要になる。
アメリカでは「患者・臨床医・研究者」の連携が非常に密で、患者の報告に対し
必要とあれば他分野 (物理学部など)の教授達も参加し、「1週間以内に研究チーム
発足・研究開始」できる 環境にある。米国はとにかく「よく連携する」「スピードが速い」
医者・医療分野の研究者側に「患者に対する偏見」がないからできることである
欧米の社会では、「患者」の存在は、日本に比べ、遥かに大切にされている(まず患者ありき)
だからこそ「医学に貢献したい」という患者の気持ちも強い。
普段、臨床医に邪険に扱われている日本の患者たちは、協力しようという気は薄い。
(”検査一辺倒”や”患者を嘘つき呼ばわり”する臨床医達の「臨床技術不足」が
日本全体の研究の足を引っ張っている)
Co-Cure-Japan, 2016年5月
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