CFS-FAQ
付録

よくある質問と回答

 

R.Burns and CFS Internet Gtoup
Mail Magazine ME/CFS Information, No.71-No.74, 2003.3.27-2003.4.5
サイト:http://www.cfs-news.org/faq.htm
原題:CFS FAQ
著者:R.Burns and CFS internet group



付録




A1. オンライン記事

CFSの診断と治療に関する一連の医学記事があります。これらの記事はインターネットでSTJOHNS Listservから利用できます。ファイル名、記事の題名、著者を以下に示します。ファイルの検索方法については、この記事のリストの後に示します。このドキュメントのWebバージョンには、以下のファイル名が各記事の全文に最新の状態でリンクされています。


CFSLAPP1 TXT "Chronic fatigue syndrome is a real disease" Charles Lapp. North Carolina Family Physician, Winter 1992.

CFIDS923 BELL "CFS: Recent Advances in Diagnosis and Treatment" by D Bell

CFIDS923 CALABRE# "Chronic Fatigue Syndrome" by L Calabrese, T Danoa, E Camaro, W Wilke; (reprinted from American Family Physician)

CFIDS923 CHENEY# "Diagnosis of CFS: An Assertive Approach" by P Cheney, W C Lapp

CFIDS923 GOLDSTEI "Diagnosis of CFS as Limbic Encephalopathy" by J Goldstein

CFIDS923 HICKIE# "Diagnosing CFS: Principles and Pitfalls for the Patient, Physician and Researcher" by I Hickie, D Wakefield

CFIDS923 KLIMAS "Diagnosing CFIDS: An Immunologist's Approach" by N Klimas

CFIDS923 JONES# "Clinical comments" by J Jones, A Komaroff, B Natelson, D Peterson

CFIDS923 YUNUS "CFS and Fibromyalgia Syndrome: Similarities and Differences" by M Yunus

CFIDS923 SANDMAN# "Protocol for Cognitive Assessment of CFIDS" by C Sandman, S Moore

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上記の関連記事やファイルは、St. John's大学のSTJOHNS LISTSERVから利用できます。STJOHNSファイルサーバーを使用するには、(以下で説明するように)入力してEメールでLISTSERV@MAELSTROM.STJOHNS.EDUに送信します。現在利用可能なファイルを取得するには、GET CFS-FILE FILELISTと入力して上記のLISTSERVに送信します。特定のファイルを検索するには、FILELISTにファイル名(ファイル名は、それぞれ2つの部分からなる)を書いてから、GETと入力してLISTSERVに送信します。Listservには他の関連ファイルもあります。GET CFS-D FILELISと入力してLISTSERV@HEALTH.STATE.NY.USに送信すると、利用可能なファイルのリストを取得できます。FMの詳細は、GET FIBROM-L FILELISTと入力してLISTSERV@MITVMA.MIT.EDUに送信します。




A2. 略語

CFS患者がよくみかける医学用語の略語とコンピュータネットワークの討論に
よくある略語のリストを示します。


医学用語の略語

BEAM ? 一種の脳スキャン

CBC - complete blood count(全血球数)

CD4, CD8など -- 免疫細胞

CDC ? 疾病対策センター(アメリカの一局)、流行率を予想したり流行病学を研究する所

CEBV -- chronic Epstein-Barr syndrome.(慢性エプスタインバー症候群)、CFSは、かつてこれが原因と考えられていました。

CFS -- chronic fatigue syndrome(慢性疲労症候群)

CFIDS -- chronic fatigue and immune dysfunction syndrome(慢性疲労免疫障害症候群)、アメリカでよく使用されるCFS名

CNS -- central nervous system(中枢神経)

COQ10 -- co-enzyme Q10(補酵素Q10); 一部の患者に効く自然に発生する物質、処方箋なしで購入可能

DD -- (スラング)”damned disease”(「ダメな病気」)、すなわち、CFS

DHEA ? dehydroepiandrosterone(デハイドロエピアンドロステロン)、一部の患者に効くステロイドホルモンであるが、この薬にはリスクもあります。

DHHS -- Dept. of Health and Human Services (アメリカの一局)保健社会福祉省

EBV -- Epstein-Barr virus(エプスタインバーウィルス)。質問2.19を参照

EI -- MCSを参照

EPD -- enzyme potentiated desensitization(減感作療); 治療法

FDA -- Food and Drug Adminstration(食品意医薬品局); アメリカの一局で、薬剤の承認、栄養サプリメントと食品の品質とラベル表示を規制します。(訳注: DHHSの一局)

FMS -- fibromyalgia syndrome(線維筋痛症); CFSによく似ているが、CFS研究者のDr. Paul CheneyはFMS患者は段階的エクササイズのプログラムによく反応するが、CFS患者は同じことをすると再発すると言います。これの別のネットワーク討論グループ、FIBROM-L@MITVMA.MIT.EDUまたはニュースグループalt.med.fibromyalgiaがあります。

GWS -- (a.k.a. PGS) = Gulf War Syndrome(湾岸戦争症候群) ? 1991年のペルシャ湾岸戦争で戦ったアメリカや他の国の兵役経験者にみられる病態です。独立した疾患であるかどうか、まだ十分に研究されてはいません。多くの患者はMCSと似た症状を示し、これらの患者にMCSに対する治療法の効果が見られています(このトピックはNIHのワークショップで94年4月に報告されました)。

HHV6 -- human herpes virus 6(ヒトヘルペスウィルス6); CFSなどいくつかの状態に関連があるか知れません。

HMO -- health maintenance organization (USA)(医療友の会); 会費制の入院、予防、看護などの幅広い医療サービスを行う団体

HPA -- hypothalamic-pituitary-adrenal(視床下部-脳下垂体-副腎); この副腎系はストレス反応と他の身体機能をコントロールします; HPAの損傷はCFSの原因の可能性に関係があります。

IVIG -- intravenous gamma globulin(静注ガンマグロブリン); 一部の人に効果が見られています

MAOI -- monoamine oxidase inhibitors(モノアミン酸化酵素阻害薬); 役立つこともある薬の一種; いくつかのリスクがあります。

MCS -- multiple chemical sensitivities(多種化学物質過敏症), EI ( = 環境病)としても知られています。薬物が症状を悪化させる明確な原因であること以外は、CFSによく似ています。「免疫」討論グループで討論されています(購読するには、immune-request@weber.ucsd.eduに連絡してください)。

ME -- myalgic encephalomyelitis(筋痛性脳脊髄炎); アメリカ以外でもっともよく使われているCFS名

MRI -- magnetic resonance imaging(磁気共鳴映像法); 一種の脳スキャン

NIH -- National Institutes of Health(国立衛生研究所)(アメリカの一局); 世界で最も大きい医学研究施設

NK -- natural killer cell(ナチュラルキラー細胞); 一種の免疫細胞

NMH -- neurally mediated hypotension(神経調節性低血圧); 1995年の研究によるCFSに関連する血圧慢性病

NSAID -- non-steroidal anti-inflammatory drugs(非ステロイド系抗炎症薬); 例:ナプロキシン、イブプロフェン; 痛止め

PCR -- polymerase chain reaction(ポリメラーゼ連鎖反応); ウィルスなどの生物体を識別に使用するDNA技術

PET ? 一種の脳スキャン

PHS -- Public Health Service(公共健康サービス)(アメリカの一局); DHHSの管轄にある、NIH、CDC、SSAなどのPHS

PNI ? psychoneuroimmunology(精神神経免疫学); 感情と免疫機構の関係を研究する新分野

PWC -- person with CFS(CFS患者)

PGS -- Persian Gulf Syndrome(ペルシャ湾症候群); GWS(湾岸戦争症候群)参照

PVFS -- post-viral fatigue syndrome(感染後疲労症候群); イギリスで使用される用語, CFS/ME関連

SoPWC -- spouse of PWC(PWCの配偶者); PWCの伴侶

SPECT -- a kind of brain scan(一種の脳スキャン)

SSA -- Social Security Adminstration(社会保障管理) (アメリカの一局), 退職給付金と疾病給付金の負担

SSDI -- disability benefit program from the SSA (アメリカ)(SSAからの疾病給付金プログラム)

SSRI -- selective serotonin re-uptake inhibitors(選択的セロトニン再取込み阻害薬); 例: Zoloft, Paxil, Prozac; 疲労、認知障害、うつ状態に対してよく使用されます。

T4, T8など. -- 免疫細胞の種類

TCA -- tricyclic anti-depressants(三環系抗うつ剤); 例: ドクサピンやアミトリプチリン、よく睡眠障害に使用、筋肉痛や関節痛

TTT -- tilt table test(傾斜テーブルテスト); 神経調節性低血圧(NMH)の診断に使われる、CFSに関連がある状態



コンピュータなどの略語

bbiaf -- be back in a few (IRC用語)(2、3分で戻ります)

brb -- be right back (IRC用語)(すぐ戻ります)

btw -- by the way(ところで、)

FAQ - frequently asked question(よくある質問と回答); すなわち、よくある質問に回答したドキュメント

FTP -- file transfer protocol(ファイル転送プロトコル); ファイルを保存/取得する気の利いたインターネットユーティリティ

FWIW -- for whatever it's worth(価値のあるものは何でも)

HTTP -- hypertext transfer protocol(ハイパーテキスト転送プロトコル); インターネットユーティリティで、World Wide Webを複数の情報源にリンクすることができます。

IAIYH ? “It's all in your head”(「そんなこと考えているのはあなただけ」)

IMHO -- in my humble opinion(言わせてもらえば、)

IRC -- Internet Relay Chat(インターネット返答チャット)。ライブ会議はこのサービスで行います。情報は、LISTSERV@MAELSTROM.STJOHNS.EDUにEメールでGET CFS IRCと入力して送信します。

LOL -- lots of laughter(笑笑)

OIC -- Oh, I see!(わかりました)

ROTFL -- roll-on-the-floor laughing(爆)

TTYL -- talk to you later(後で話します)

URL -- universal resource locator; インターネット用語で、ftp、httpなど情報源の特定の場所を示します。

w.r.t. -- with respect to(関して)

:-) -- スマイル、冗談の意; (横向きの笑顔)(訳注: 日本の(^_^)と同じ)




A3. もっと情報がほしい方へ

このFAQは総合的なものではなく、治療法別、電子情報源別にそれぞれのFAQがあります(作成中のものもあります)。これらの関連したFAQは、近くにあります。または、LISTSERV@MAELSTROM.STJOHNS.EDUにEメールでメッセージを送ってGET CFS INDEXと入力して送信するなど、いくつかの方法でFAQのCFS項目を見てください。




A4. この版について

バイオマーカーに関するSuhadolnik(オーストラリアのシドニーの研究チーム)の研究についての情報をセクション1.03に追加し、セクション2.05にSuhadolnikの参考文献とWessely、Sharpeらが行っているCBTワークの参考文献を追加しました。付録2の略語にCBTを追加しました。




A5. このFAQの作成

このFAQは、作成途中のドキュメントです。変更すべき点やコメントなどがあればお寄せください。ご意見をFAQ: CFS-Lメーリングリストまたはalt.med.cfsニュースグループに投稿するか、グループリーダーまでCFS-L-REQUEST@MAELSTROM.STJOHNS.EDUに送信してください。




A6. このFAQにご協力いただいた方々

このFAQの原案は、Roger Burnsが作成しました。CFIDS Association of Americaの”Understanding CFIDS”から一部引用しました。また、Darryl Anderson、Sara Brenner、Susan Chapin、Camilla Cracchiolo、Jim Dalton、Nancy Evans、Elizabeth Heyman、Jan Horton、Ruth Hyman、Marjorie Panditji、Dorothy Roberts、Sandy Shaw、Al Shinn、Malcolm Watts各氏からご協力いただきました。すべての誤りは編集者Roger Burnsに責任がありますが、上記の0.02の免責事項をお読みになってください。



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訳者注:
これらは主にアメリカの患者を対象にしているため、日本の状況と異なることがあります。


翻訳:Co-Cure-Japan, M.N.



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