養護教諭の皆様へ
激しい消耗感、インフルエンザのような症状、集中力の低下に苦しんでいるのに、未だ診断がされていない子供達がいたというご経験はありませんか?生徒が慢性疲労症候群(CFS)だったのではないかと考えたことはありませんか?もしそうだったら、それは、その生徒の学校生活や将来にどのような意味を持つでしょうか?現在、ボランティアの方々を通して、添付したSchool Nurses Newsの記事が広く配布されています。この記事には、小児CFSの解説、通常の場合とCFSに罹っている場合の運動レベルの見分け方が書かれています。私達は、学校におけるあなたの役割の中に、CFSの知識を取り入れていただけることを願っています。
養護の先生方は、子供達の病気の経過を説明し、家族を助け、小児科医が適切な診断と治療が行えるよう補助する役割を持っています。最近のDePaul大学におけるCFSの普及に関する調査では、CFSと診断されているのは、成人の場合10%以下で、残りの90%の方々は、ほとんど病気の治療がされていませんでした。CFSに罹っている子供とその家族達は、大人達の場合と同様に、何ヶ月も何年も診断がされない(または誤診されている)という経験を持っています。添付の記事にもありますが、慎重かつ的確に小児CFSの診断を行うことにより、子供とその両親の不安を軽減することができます。そして、学校生活の過ごし方を工夫し、社会へ出て行くように勇気づけ、症状に対処して行くことで、病気に対して前向きに立ち向かえるようになるでしょう。養護の先生方や医師は、子供がCFSであると診断されたときに、子供と両親が慢性病と戦って行く手助けができるように知識を蓄えておかなければなりません。
色々な情報を活用することは、小児CFSに対する理解、学校の支援体制の整備、前向きな取組みの推進のために役に立つことでしょう。添付の記事を配布しているアメリカCFIDS協会(NPO:非営利団体)とは、CFSや関連疾患に打ち勝つことを目標とし、この病気に関して先導的な役割を担っている団体です。本協会から発行されている「CFIDSクロニクル」と「CFS研究報告」は、世界で最も信頼されており、CFSに関する情報源として幅広く読まれています。
本協会では、小児CFS関わっている方々へ向けて様々な情報を提供しています。
〇季刊誌「CFS研究報告」の発行
〇子供と両親が直面する教育上、医学上、社会上の問題に関する情報の提供(CFIDSを持つ子供達のサイト)
〇CFSに罹っている子供、両親、兄弟のための文通サークル
〇地域CFS支援団体への紹介、子供と両親に関する記事
〇小児CFS情報を含む、医学誌掲載のCFS関連記事、小冊子、「CFIDSクロニクル」と「CFS研究報告」のバックナンバーの提供
「CFS研究報告」の無料購読のお申し込み、教育や子供達のためのプログラムについては、下記までお問い合わせ下さい。私達は、CFSに関わっている医療関係者、学校関係者の支援ができることを喜びに思っています。そして、現在あなたが置かれている状況を理解するためのお役に立てれば幸いです。
敬具
Terri Lupton, BSS, RN
教育環境コーディネータ
PO Box 220398, Charlotte, NC 28222-0398
Fax: 704/365-9755, 800/442-3437
E-mail: info@cfids.org, Web: http://www.cfids.org
配布記事はこちら
「子供のCFSへの対処」 by David Bell MD, Medina Hospital, Medina, New York
原文:
CFIDS Association of America Home Page
PO Box 220398, Charlotte, NC 28222-0398
FAX::704/365-9755
翻訳:Jp-Care
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