大学病院の医師たちの感覚:

「数」(一般との違い)

 

 

大学病院の医師達が持つ「希少疾患感覚」は、一般社会では通用しない。

例えば「日本に4−50人」という数について。”日本に4−50人”という数字は一般社会では「大きい」。

前述の勘違いコクリツ芸術大学・ある学部の各科で入学許可される人数より遥かに多く、世界では誰も

知らないレベルのその付属高校に至っては「全校生徒総数」より多い--科によって「本年度入学該当者

なし」であるから、一般社会にとって、多いどころの話ではない--

”一般社会”とは、

「世界で1人」がウジャウジャいる世界であり、医学界のように「希少疾患(人数が少ないグループ)を扱うから」

といって何ら特別な事とは見なされない。町工場の「技術力」が見込まれ、宇宙ロケットの部品注文が来るのと同じく、

すべては「仕事の一環」「技術力ありき」である。

再発性多発性軟骨炎は全国推定500人とのこと。それだけいるのなら、軟骨炎に関しては、”血管炎の一種”なのであるから

「患者本人」が伝える内容を「ありえない」「嘘をついている」「気のせい」と執拗に何十年も拒絶せず、診察室で患者の報告を

しっかり聞いていれば、"血管炎の臨床経験豊かな医師"なら、「コントロール方法」や「何が起きているか」など見当が付く。

(治療法があるならまだしも、「ない」のであるから、限られた薬を使ってしのぐしかない。「技術力勝負」である)

数の問題ではない。「技術力」の問題である。

大学病院の研究で”情報”が必要な場合は、

「患者の許可(範囲を含め)を得て」、その患者をいつも身近に診ている開業医と連携をとり、開業医から教えてもらえば良い。

(大きな病院であっても、”地域連携室”を通じれば、いくらでも正確な情報を得られるではないか)

 

大学病院勤務というプライドが許さないのか、大学の経営にさし障るのか、何のためだかよくわからないが

「患者(病人)にとって一番ラクな方法をとる」という感覚を持ち合わせない「大学病院の医師の感覚」が、わからない。

 

なんとかならないものだろうか。

 


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